美しく健康な肌は、肌の角質層の水分が20%、油分が7%前後に保たれていることが、皮膚生理学の研究結果で明らかになっています。私たちの皮膚は、自ら皮脂や水分を分泌し、天然のクリームともいえる皮脂膜をつくり、紫外線をはじめ雑菌や外部の様々な刺激から肌を守っています。同時に、水分の蒸発を防ぎ、肌荒れ、シワを予防する、水分調整をしています。
ところが、皮脂量は20~30代がピーク。40代以降の方は皮脂が不足し、肌荒れやシワの原因になります。皮膚の生理機能も並行して低下してきます。同時に汗腺、皮脂腺の働きも衰え、分泌が弱くなるために、加齢とともに肌のハリ、ツヤがなくなり、小ジワも増えてきます。その場合、人の皮脂膜に近い良質の油分を補給する必要があります。ですから基礎化粧品が重要となります。
そこで今、注目を集めているのがまむしの精油。人の皮脂膜に最も近い成分で今までの脂肪酸にない素晴らしい働きをする、一匹から1gしか採れない貴重なもの。まむしの精油は、肌にサッとしみこみ、ベトつかず、酸化しにくいので油焼けの心配もありません。小じわが目立たなくなった。カサカサ肌がすべすべになった、化粧のノリが良くなったなど、一度使った方は必ずリピートするほど人気があります。
皮脂腺から分泌された油分を常に7%程度に調整する作用のことです。しかし加齢によりその働きが衰えてシワシワ、カサカサな肌になってしまうのです。でも、まむし精油に含まれる“奇数炭素脂肪酸”は、角質層の水分の乾燥を防ぎますが、オイリー(あぶら性)肌には分泌を少なくし、ドライ(乾燥)肌には分泌を多くし潤いを与えるという、今までの脂肪酸にない素晴らしい働きがあることが判ったのです。酸化(老化)を防ぐ抗酸化成分も含まれています。